HACCP関連情報

HACCPポイントメモ

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マスクの安全効果

1/3の人の鼻の穴には、黄色ブドウ球菌がいるといわれています。
マスクをしなかったり、マスクをしていても、通称「あごマスク」といわれていますが、鼻を出していて、鼻の穴の中の黄色ブドウ球菌が食品に落下してしまうと、食中毒になってしまう危険があります。

危害の危険性は、鼻の穴の中だけではありません。
ニキビや吹き出物なども黄色ブドウ球菌です。
これらの落下を防ぐのもマスクです。

毛髪の落下はヘアネットやキャップで防いでいますが、これは単に異物混入だけではなく、ふけも黄色ブドウ球菌の塊です、人の顔面頭部には、異物混入と食中毒菌の危険がいっぱいあるわけです、 マスクを出来るだけ負荷をかけずに付けるために、耳かけではなく、頭巾型キャップの耳部分にマスク掛けのあるタイプや、後頭部に回して留めるタイプもあります。

顔面頭部からは、まつげやまゆ毛の落下で、ごくまれに異物混入クレームになることもあります。
困った問題ですが、眼鏡をしている人は、この危険が少なくなります。
眼鏡を外したとき、時々まつげが眼鏡の内側に引っ掛かっていることがありますが、眼鏡をしていなければ、これが食品に落下することもあるわけです。

眼鏡をかけている人がマスクをすると、息が鼻とのすき間からあがってきて、眼鏡が曇って困る場合、曇りにくいタイプも開発されて発売されています。
これは、マスクの横幅が少し短くしてあり、息が横から出る様に工夫されているものです。