HACCP関連情報

HACCPポイントメモ

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緊急、冬場のノロウイルス対策

ノロウイルスによる食中毒は、12月に一気に増え、翌年春先まで猛威を振るいます。
特に多い12月から1月は「ノロウイルス警報」を出して、全員に危険を認識してもらいましょう。

ノロウイルス対策は、手洗いです。
ノロウイルスを持っている人が大便をして、もし手を洗わなかった場合、億単位のノロウイルスが手に付着しているといわれます。
このノロウイルスが付いた食品を食べると食中毒になりますが、これにはノロウイルスが数十個あればいいのだということです。
如何に強力か良くわかります。

手に付いたノロウイルスは、ユニフォーム、エプロン、ドアの取っ手、粘着ロ一ラーのハンドルなどを経由して、従事者全体に広がっていきます。
指輪と指の間にウイルスがついていて、その人が学校給食のパンのパッケージをしていたため、集団食中毒になってしまったこともあります。

手洗いを高機能の設備にするには、費用がかかりますが、最低レベルでも、洗い方の徹底によって、かなり清潔な状態で入場できるようにすることは出来ます。
手順、指の付け根の汚れが残りやすいなどの状況を考慮した洗い方、「30秒間もみ洗い」として一分時計を置く、などを、マニュアルと訓練で徹底すると良くなります。
p_haccp_002.jpg →ノロウイルス対策のポイントを教えてください