HACCP関連情報

HACCPポイントメモ

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防水の作業衣

血液、脂肪、洗浄時の水など、作業衣にしみ込む汚れが多い場所では、ユニフォームの痛みがひどくなります。
しみ込んだ汚れを落とすにはそれなりのコストがかかりますし、殺菌も強化する必要があります。

オーストラリアのある食肉加工工場では、屠畜から枝肉までの作業では、ハードなエプロンを使っています。
しかし、その隣にある、枝肉から部位別の肉にカットしてパッケージする作業場所や、スライス加工する場所では、ハードエプロンまでは必要ないのですが、普通の繊維で出来た作業服では機能不足です。
そこで、ビニールのゴミ袋の底と両サイドに穴を開けたのを逆さにしてポンチョのように頭から被ります。
頭と両腕が袋から出ますので、作業に支障はありませんし、腹部分の1番汚れるところは、ビニールにカバーされています。
コストが安い使い捨てです。
この目的専用に作られていますが、日本では見たことがありません。

このような場合、防水式のユニフォームを導入すると効果的です。
汚れが定着する前に、洗濯すればきれいに落ちます。
ゴミも付きにくいので異物混入対策にもそのままなります。