HACCP関連情報

HACCPポイントメモ

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低温作業場のユニフォーム

米国の食肉センターでは、作業室の温度は、5℃ぐらいです。
枝肉を部位別にカットして、真空パックにして、段ボールボックスに入れるまで、22から25分ぐらいのスピードです。
このスピードと、この低温作業環境は、食肉の温度を上げないためです。
元の枝肉は、2℃以下になっていますが、このカット作業で、5℃以上に上げないためには、このシステムが良いことになります。

そこで大切なのは、この低温に耐えられるための、従業員の作業衣です。
厚手の作業衣で、中には軽いベストを着込んでいます。
ベストの背中側は、腰まで伸びていて、腰が冷えるのを防いでいます。
長靴は強じんなもので、足先にはナイフが落ちても大丈夫なように、ステンレスが組み込んであるのもあります。

低温かつ清潔な工場から出荷される食肉製品は、日持ちが良くなります。
ライフサイクルが長い食肉原料は、加工メーカーやユーザーが求めています。
低温作業室、清潔に維持するための一般的衛生管理によって、競争力のある、ライフサイクルの長い精肉が出来るのです。

それをバックアップするのが、清潔で、異物混入の可能性が少なく、保温性の高いユニフォームです。