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HACCPポイントメモ

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作業靴の保管をパイプ式ラックに

作業靴を、扉のある靴入れに収納していると、湿気がこもって、カビが生えてきます。
金属ロッカーだと錆びが出て来ます。
どちらも食品工場の大敵です。
異物混入の危険があります。

また、汚れたままの作業靴を入れてあると、衛生チェックが出来ません。
あなたの長靴ずいぶん汚れているので、洗ってください、という注意が出来ません。

扉が無ければ、湿気が溜まりませんので、カビの発生や錆を防ぐことが出来ます。
汚れのチェックがおたがいにできますから、汚れた作業靴のまま入れる人が激減し、やがては全員きれいが作業靴にして保管するようになるでしょう。

扉のあるロッカー式の靴入れの場合、壊すことなく、抜き取るだけで扉が簡単に外せるものがあります。
試してみたらどうでしょうか。

最近は、プラスチックのパイプを組み合わせて、作業靴を挿し込む方法にする工場が増えています。
これですと、靴箱の清掃をする必要がありませんし、簡単に管理できます。
靴の中の埃やゴミが挿し込むときに落ちます。
履くときに、靴底にゴミが付いていればわかりますので、異物混入の危険も少なくなります。
また、丸いパイプですから、埃も付きにくく、簡単に丸洗いが出来ます。