HACCP関連情報

HACCPポイントメモ

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低発塵つなぎ服

高度な食品製造工程では、低発塵のユニフォームは欠かせません。
この効果は、使用方法、着用のルールでさらに効果が上がります。

1.工場に入るまで:従事者が工場に行くまでの通勤で、埃、ゴミ、枯れ葉など、移動中に服や頭髪に色々なものが付着します。
また、頭髪は、一日60本ほどが抜け替わっていますから、工場に着くまでの時間に何本か抜けかかっています。
そこで、工場に着いたら、簡単な粘着ローラーかけか、入り口に簡易的でいいですから、エアシャワー、扇風機などで、これらを除去するようにします。
これで、更衣室に入る前に、異物をかなり除去できます。

2.ユニフォームの下の衣類:毛玉の落ちやすいセーターや、ポケットが多いシャツに、ゴミや埃が出やすく危険です。
体毛の多い人のラフな下着やシャツも、落下の危険があります。
個人の衣類に余りきつい要求は出来ませんが、危険が衣類と、なぜなのかを、従事者教育で説明すると、安全性に寄与します。

3.靴下:工場入り口→更衣室→サニタリールームの間も、スリッパを使わず、靴下(発塵しにくいもの)で移動する工場が増えています。
こうすると、スリッパが不要で、靴下で廊下を掃除することになります。