HACCP関連情報

HACCPポイントメモ

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製品動線と人の動線

工程を追いながら、実際に原材料の受け入れから製造そして出荷まで、どのように製品が動いているのかを図面の上に記入していきます。
製造の流れは一方向にまっすぐでなくてもいい、「U」字型でも「S」字型でも「コ」の字型でもいい、交差していないことが重要です。
交差している場合には、作業場所を動かしたり、仕切るなどして改善をしていかなければなりません。

次に従業員の動線を書き入れて、同じ検討をします。
そしてゾーニングを確認するために、元図の各エリアを色分けます。
赤が汚染ゾーン、黄色が準清潔ゾーン、グリーンが清潔ゾーン、といった形で色分けして行く、使う色の決まりは別にありません。
この段階で、原則通りになっていないことに気が付くことも多いです。
透明フィルムを使っている場合は、製品動線で一枚、人の動線で一枚、ゾーニングで一枚、それぞれの色を変えて作っていき、最終的に3枚の書き込んだ透明フィルムを全て重ね合わせるとビジュアルに状態がわかります。