HACCP関連情報

HACCPポイントメモ

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ユニフォームの洗濯

ユニフォームの洗濯を、従事者が自宅に持ち帰って行なっている工場がありますが、衛生管理と、異物混入の問題があります。

家族の洗濯物と一緒になり、下着や、極端な場合赤ちゃんのオムツも一緒になってしまいます。
ユニフォームが、糸くずが出ないものを使っていても、家庭内で使っている衣類はそうではありません。
細かい埃も含めて、異物混入の元と一緒に洗濯することになり、それがユニフォームに付着して工場まで入り込んでしまいます。
干すのも、晴れていれば日光殺菌が出来ますが、そんな日ばかりではありません。
干す場所によっては、埃、ゴミ、虫、枯れ葉などの付着の危険もあります。

ユニフォームを工場内の洗濯機で、ほつれ、ボタン、糸などの脱落が無いものだけを洗えば、異物混入の危険もありません。

ある工場では、ロッカー室に大型の使用済みユニフォーム専用のコンテナを置いています。
作業が終わって、ロッカー室に行ったら、ユニフォームをその中に入れます。
ポケットは付いていませんので、ゴミが入る心配はありません。
その後、隣の洗濯室で洗濯、熱風乾燥殺菌します。

レンタル、リースの場合は、殺菌と異物混入の問題が無いかを、業者に確認しましょう。