●トイレに入る前に手を洗う人はいません、出るとき洗います。では、粘着ローラーと手洗いはどちらが先?答えはローラーです。
なぜなら、手洗の後にローラーをかけたら、せっかく洗った手に埃が付くからです。
●製造室への入退場の一般的な手順は、帽子→作業衣→靴→ローラー→手洗い→乾燥→手のアルコール消毒→エアシャワー→入場、が多いと思います。
●しかし、工場によっては手順を変えたほうが良いこともあります。
例えば、手洗い乾燥消毒は、エアシャワーの後でも大丈夫ですから、入場場所の状態で、どちらか設置しやすいほうにすればよいです。
●今まで手洗いの場所が狭くて困っていたところで、製造室に入ってすぐに手洗い設備を造れる施設なら、変えたほうが良いことになります。
●各手順のポイントも、工場によっていろいろになります。
帽子を被る工程で、ネットを付けてから帽子の工場もあります。
この場合、2つ被る間に、毛髪が抜け落ちる可能性がありますから、作業衣を着る前に軽くローラーをかけるところもあります。
手洗いの後の乾燥は、完全に乾燥させないとアルコールが効きません。
●ご自分のところはどうしたら一番よいのか設計してみたらいかがでしょうか。
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